コミ通 COMICS CROSS REVIEW
コミッククロスレビュー
石舘通信
	笑いとオンナをこよなく愛する若手放送作家。
	趣味は料理とチェロ演奏。ジパング加藤
	吉本興業の若手人で相方はオーストラリア人。
	愛知出身エセ関西人。Aボーイ阪本
	ゲーオタ・アニオタのウェブプログラマー。
	無駄な知識と特技がいっぱい。ヤンキー飯島
	元・走り屋で、小学生のような性格の
	イラストレーター。特技は霊視。メイドイン佳子
	タレント志望、20歳の派遣ウェイトレス。
	岩手なまりの素朴な紅一点。

国民クイズ
民主主義よりも優れているとされる国民クイズ体制の日本…すごくぶっ飛んだ設 定ですが妙に説得力があります。狂った部分としっかり作る部分のバランスが絶妙ですね。いくらでも広がりそうな題材なのに、終わり方が尻すぼみで残念。
発想の奇抜さ、そしてパワーある絵といいぐいぐい引き込まれてしまいましたわ。なんと言っても主人公のキャラクターが秀逸でした。それ以外のキャラが少しだけ薄い気がしたのとオチだけちょっと納得いかないとこありましたが。
演出や絵柄はコミカルだけど、ストーリーはドス黒い題材を扱っており、その魅力はさることながら、異常な存在感を放つ人物描写や一つ一つのギミックの独創性にしびれます。打ち切りっぽく終わってしまった事が非常に残念。
SFでトびすぎなのに、スッゲーリアリティあんの。過去の歴史の過ちの繰り返しを見てるみてぇ!作者の着眼点や観察力、先見力の鋭さが凄過ぎて怖い…。圧倒されまくるからちょっと試しに読んでみ!
今の日本とは全く違う、国民クイズ体制という破天候な設定に気持ちをグッと掴 まれました。そしてスピード感と絵の迫力がすごいですね。結構昔の漫画みたいですが、全然そんな古さを感じさせない内容&表現にビックリさせられました 。
 
杉元 伶一, 加藤 伸吉
モーニング
太田出版
全2巻  


クイズに勝てば願いがかなう「国民クイズ体制」の日本を描く

2006-05-28更新