コミックの殿堂 MASTERPIECE COMICS CROSS REVIEW
総得点40点以上の完結作品レビュー
石舘通信
	笑いとオンナをこよなく愛する若手放送作家。
	趣味は料理とチェロ演奏。ジパング加藤
	吉本興業の若手芸人で相方はオーストラリア人。
	愛知出身エセ関西人。Aボーイ阪本
	ゲーオタ・アニオタのウェブプログラマー。
	無駄な知識と特技がいっぱい。ヤンキー飯島
元・走り屋で、小学生のような性格のイラストレーター。
特技は霊視。メイドイン佳子
	タレント志望、20歳の派遣ウェイトレス。
	岩手なまりの素朴な紅一点。

ピンポン
 
行け!稲中卓球部
 
松本大洋
スピリッツ
小学館
全5巻  

卓球に全てを注ぐ熱い青年達を痛快に描いた美しい青春讃歌作
独特な世界観の卓球青春マンガ。地味なスポーツながら、見せたいキャラを絞ってしっかりと背景を描く事で見応えのあるドラマを作っています。スポコンに は不似合いなタッチも新鮮。ただ、まとまりすぎていて意外性に欠けるのが残念。
作者の最高傑作のひとつであり、一番人間的なドラマのある作品やと思います。ペコとスマイル、二人の主人公のどちらにも共感できるし、感情の絵画的表現もすばらしいと思います。何度読んでも新しい感動を得ることが出来ます。

主人公がいじめられっ子のメガネと言う時点で9点は確定していました。登場人物のそれぞれに感情移入を余儀なくされる厚みのあるドラマがありどこまでも引き込まれていく感覚には麻薬的な作用すら感じられました。この絵柄も大きいかも。

「ペコ」視点でみるとわりと好きなんですけど、この手の物語なら別にこの作品じゃなくても盛り上がれるのかなと思いました。「スマイル」視点は感情移入できませんでした。だからこんな感じの点数。まぁ面白いっス。
のめり込める感じの漫画ではなかったけれど、世界観はとても好きです。独特なセリフの言い回しも、絵の雰囲気も、とても愛らしくおちゃめに感じました。終わり方もスッキリさせてもらえて爽やかな青春の香りのする漫画でした♪